トップ
>
ところがえ
ふりがな文庫
“ところがえ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
所替
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
所替
(逆引き)
「同じ年十月、茂庭大蔵が逼塞の処分になった。番頭役を召放し、
所替
(
ところがえ
)
である。また、山崎平太左衛門も郡奉行の役を召放し、逼塞の処分を受けた」
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
大変と申したは、御領地
所替
(
ところがえ
)
の一段のことでござる。そもそも厩橋の城は、江戸城の繩張をそのままひきうつした二つとなき城で、これよりほか、そのほうに持たすべき城はない。
無惨やな
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
宗村は常陸から奥州へ
所替
(
ところがえ
)
になり、伊達
郡
(
ごおり
)
に
館
(
やかた
)
を構えて「伊達」を称してから、隠居した陸奥守綱宗までが十九代、原田家も与次郎から甲斐宗輔までが、同じく十九代であった。
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
城地を求めて
家格
(
かかく
)
をひきさげるとは、そもそも、いかなる思い付……酒井の家風をご存じなら、権現さまとのお約束にも
悖
(
もと
)
り、藩祖のお名を軽しめるがごとき愚かな
所替
(
ところがえ
)
は望まれぬはず。
無惨やな
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「播州姫路の松本
明矩
(
あきのり
)
さま、このほどお国
替
(
がえ
)
になられるよし。姫路と申すは、厩橋などとはくらべものにならぬほどすぐれた国でございますから、ついでのことに、お
所替
(
ところがえ
)
をおねがい遊ばせ」
無惨やな
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
ところがえ(所替)の例文をもっと
(3作品)
見る