“とおま”のいろいろな漢字の書き方と例文

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

警官隊や消防隊は、はるかに離れて、これを遠巻（とおま）きにしていた。

○○獣 (新字新仮名) ／海野十三(著)

鴨が声（ね）を聞いたのだっけ。そうだ。訳語田（おさだ）の家を引き出されて、磐余（いわれ）の池に行った。堤の上には、遠捲（とおま）きに人が一ぱい。あしこの萱原（かやはら）、そこの矮叢（ぼさ）から、首がつき出て居た。

死者の書 (新字新仮名) ／折口信夫(著)

そしてこう双方のひらいた場合を「遠間（とおま）をとる」というのである。

随筆　宮本武蔵 (新字新仮名) ／吉川英治(著)

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