“とうみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
唐箕100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石油発動機が庭の真ん中で凄い響きを立てて唸り、稲扱いねこぎ万牙も唐箕とうみ摺臼すりうすも眼がまわるような早さで回転していた。
濁酒を恋う (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
唐箕とうみが穀粒をり分くるように、不幸は生きんと欲する者を一方に置き、死せんと欲する者を他方に置く。愛よりもさらに強い恐るべき生の法則である。
晴れた日には、農家の広場に唐箕とうみわしく回った。野からは刈り稲を満載まんさいした車がいく台となくやって来る。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)