“とうはちけん”の漢字の書き方と例文
語句割合
藤八拳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金五郎が、三菱の甲板デッキ番と、藤八拳とうはちけんを打っていると、仲居がそっと袖を引いた。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
雑俳ざっぱい楊弓ようきゅう藤八拳とうはちけんから、お茶も香道も器用一方でかじり廻ると、とうとう底抜けの女道楽に落ち込み、札差の株を何万両かに売り払って、吉原に小判の雨を降らせるという大通だいつう気取りの狂態でした。
「それよか、善光寺ぜんこうじ境内けいだいに元祖藤八拳とうはちけん指南所という看板が懸っていたには驚ろいたね、長さん」
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)