“でんぽういん”の漢字の書き方と例文
語句割合
伝法院100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その伝法院でんぽういんの前を来るまでは見たのですのに、あれから、弁天山へ入るまでの間で、消えたも同じに思われました。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
浅草の伝法院でんぽういんへ度々融通したのが縁となって、その頃の伝法院の住職唯我教信とねんごろにした。
戸外そとはきれいな月の光にいろどられていた。もう活動や芝居がはねかけているので、人通りが多くなっていた。山西は伝法院でんぽういんの塀に添うて並んだ夜店の前を通って、池の方へ往った。
水魔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)