“でんほう”の漢字の書き方と例文
語句割合
田豊100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沮授そじゅ田豊でんほうなどという忠良の臣を失って、そのことばが時折、悔いの底に思い出されていたところなので、袁紹もこんどは
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また袁紹は気勢ばかりあげているが、部下の田豊でんほう審配しんぱい許攸きょゆうなどの良将もみな一致を欠き、加うるに、袁紹自身の優柔不断、なんで神速の兵をうごかせましょうや
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
奮武ふんぶ将軍に封じて、ていよく、自身が藩政を執り、もっぱら人気取りの政治を布いて、田豊でんほう沮授そじゅ逢紀ほうきなどという自己の腹心を、それぞれ重要な地位へつかせたので
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
盤河橋をこえて、陣を進め、旗下三百余騎に射手百人を左右に備え立て、大将田豊でんほうと駒をならべて
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
袁紹も、はれのいでたちを着飾って、冀北城きほくじょうからいざ出陣と馬をひかせると、重臣の田豊でんほう
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが、臣下の田豊でんほうが、いさめていうには、今は攻めるよりも守る時期である。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)