“でいど”の漢字の書き方と例文
語句割合
泥土100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葉子は自分の乗った船はいつでも相客あいきゃくもろともに転覆して沈んで底知れぬ泥土でいどの中に深々ともぐり込んで行く事を知った。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
ジャン・ヴァルジャンは水の中にはいってゆくのを感じ、また足の下にはもう舗石しきいしがなくて泥土でいどばかりなのを感じた。
泥土でいどによごれた玉を認めることができたら、世界の、あるいはわが国の学問ももう少しどうにかなるかもしれない。
時事雑感 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)