“てんだいざす”の漢字の書き方と例文
語句割合
天台座主100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姻戚いんせき関係もおおっぴらで、もっとも縁の深いのが九条家で、つき関白兼実かんぱくかねざねの娘玉日姫たまひひめと宗祖の結婚がはじまりで、しかも宗祖は関白の弟、天台座主てんだいざす慈円の法弟であったのだから関係は古い。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
叡山えいざん天台座主てんだいざすもやり、三井寺にもいたという僧歴はあるが、いまどきの法師は、大薙刀おおなぎなたを振ったり、火攻め夜討ちにも、勇敢でなければならない。僧正は、人にいっている。
宮が、叡山第百十六世の天台座主てんだいざすとして山入りされた三年前からの奨励だった。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)