“てんしょうすけさだ”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
天正祐定	66.7%
天正助定	33.3%

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

彼は少年の折から、一度は実地に使ってみたいと望んでいた天正祐定（てんしょうすけさだ）の陣刀を振り被りながら、難所を選んで戦うた。

恩を返す話 (新字新仮名) ／菊池寛(著)

その他はごた／＼した雑物（ぞうもつ）ばかり。覚えて居るのは大雅堂（たいがどう）と山陽（さんよう）。刀は天正祐定（てんしょうすけさだ）二尺五寸拵付（こしらえつき）、能（よ）く出来たもので四両。ソレカラ蔵書だ。中津の人で買う者はありはせぬ。

福翁自伝：02 福翁自伝 (新字新仮名) ／福沢諭吉(著)

亭「へい良いお鑑定（めきゝ）で入（いら）っしゃいまするな、恐入りました、仰（おお）せの通り私共（わたくしども）仲間の者も天正助定（てんしょうすけさだ）であろうとの評判でございますが、惜（お）しい事には何分無銘（むめい）にて残念でございます」