“てんかふん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
天瓜粉50.0%
天花粉50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「私の子をいつもこうしましたから」というのでした。青々とした剃り跡には天瓜粉てんかふんが一杯附けてあるので、子供は珍しそうに頭をでていました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
天瓜粉てんかふんが白く吹いている
天瓜粉 (新字新仮名) / 榎南謙一(著)
お銀も袂をまくりあげて、それを手伝った。やがてタオルで拭かれた子供のあかい体には、まだらに天花粉てんかふんがまぶされた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
食用または薬用にするのはその果実で、根の澱粉はいわゆる天花粉てんかふんである(郷土一巻四号)。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)