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てびか
ふりがな文庫
“てびか”の漢字の書き方と例文
語句
割合
手控
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手控
(逆引き)
「ウンニャ、ちっとばかり忙しいことがあってね。ここんところ、いたずらの方は
手控
(
てびか
)
えてるんだ。今日は久しぶりで、又赤いものが見たくなったもんだからね」
一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
大抵は人に語りまたは何かの集まりに話をしたものの
手控
(
てびか
)
えのままなので、聴手の種類や年齢に応じて、表現の形が少しずつかわり、文章も大分不揃いであります。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
しかしその
命日毎
(
めいにちごと
)
に酒を
供
(
そな
)
へる
画像
(
ぐわざう
)
を見れば、
黒羽二重
(
くろはぶたへ
)
の
紋服
(
もんぷく
)
を着た、
何処
(
どこ
)
か
一徹
(
いつてつ
)
らしい老人である。祖父は俳諧を好んでゐたらしい。現に古い
手控
(
てびか
)
への中にはこんな句も幾つか書きとめてある。
わが散文詩
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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