“てうづば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手水場83.3%
手洗場16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
板垣家の手水場てうづばで手を洗はうとするものは、誰でもが其処に置いてある湯沸サモワルの余り見馴れない恰好に先づ目をとめる。
押入の中、箪笥たんすの上、脱ぎ捨てた着物、一つも平次の目をのがれるものはありません。それが濟むと、縁側へ出て、便所の手水場てうづばの下をツクヅク眺めて居ります。
「嫁のお君を殺して置いて、直ぐ手洗場てうづばへ行つて、格子から庇の上へ投り上げたらどんなものです。——これなら彌八に出來ることで」
「昨夜、夜半よなかに、——滅多にそんな事は無いのですが、小用に起きた家内が、階下したから大變な聲を出すので、驚いて飛んで行つて見ると、手洗場てうづばの中でこの有樣だ」