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つまさきだ
ふりがな文庫
“つまさきだ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
爪先立
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爪先立
(逆引き)
クンツの見当は当たっていた。すこぶる上天気だった。寒さと急な
梯子
(
はしご
)
段とを恐れてもう長くはいったこともない
窖
(
あなぐら
)
へ、
爪先立
(
つまさきだ
)
って降りていった。いちばんよい
葡萄
(
ぶどう
)
酒の
瓶
(
びん
)
を選んだ。
ジャン・クリストフ:06 第四巻 反抗
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
しかも、それをぐいと引き抜いて、
爪先立
(
つまさきだ
)
ちになってそのまま便所ですからね。どんなに、こらえ切れなくなっていたって、何もそれほどあわて無くてもよろしいじゃございませんか。
眉山
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
昌平橋のこっちに海坊主の
寄合
(
よりあい
)
のようにかたまって、その乗物にちっとも眼を離さなかった連中が、今や前後の乗物が別れたと見るとスーッと
爪先立
(
つまさきだ
)
って橋を渡り、太刀の
柄
(
つか
)
を握り締めた十余人は
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
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