“つび”の漢字の書き方と例文
語句割合
海螺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くつがえった酒瓮みわから酒が流れた。そうして、海螺つび朱実あけみが立ち籠めた酒気の中を杉戸に当って散乱すると、再び数本の剣は一斉に若者の胸を狙って進んで来た。身屋むやの外では法螺ほらが鳴った。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
そこには、海水をたたえたもいの中に海螺つび山蛤やまがえるが浸してあった。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)