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つばおと
ふりがな文庫
“つばおと”の漢字の書き方と例文
語句
割合
鍔音
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鍔音
(逆引き)
ぱちりと
鍔音
(
つばおと
)
もろとも
鞘
(
さや
)
へ納めると、例のごとく伝六に早
駕籠
(
かご
)
を命じて、用意のできるや同時に、先を急ぐもののごとく少年僧黙山を促しながら、自分の駕籠に共乗りさせると
右門捕物帖:10 耳のない浪人
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
その拍子に手もとが狂って、思わず鋭い
鍔音
(
つばおと
)
を響かせてしまったのではございませんか。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それからゆるゆると
拭
(
ぬぐ
)
ったが、単に
塵埃
(
ほこり
)
をふいたまでである。すぐにささやかな
鍔音
(
つばおと
)
がした。無造作に刀を納めたのであろう。胸のあたりへ手をやったが、乱れた襟を直したのである。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
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