“つきひざ”の漢字の書き方と例文
語句割合
支膝100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぐに肩癖けんぺきほぐれた、と見えて、若い人は、隣の桟敷際へ戻って来て、廊下へ支膝つきひざ以前もとのごとし。……
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
立身たちみで、框から外を見たが、こんなかどには最明寺、思いも寄らぬ令嬢風に、急いで支膝つきひざになって
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
夜討に早具足はやぐそくだから、本来は、背後うしろへ廻って、支膝つきひざで、ちょっと腰板を当てるのが、景情あいともないそうなお悦……(早間に掛けては負けそうもない、四時半から髪結を起したと云う)
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)