“ちょくめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勅命83.3%
直命16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この師走しわすの初め頃、今出川殿討滅御祈祷きとう勅命ちょくめいが興福寺に下りました折ふしは、いやにぎやかなことでございましたな。さてもこの世の嵐はいつ収まることやら目当てもつきませぬ。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
勅命ちょくめいなくして兵を動かし、重臣を殺害したということは、明らかに叛乱だ。そういうことが日本にあろうとは、諸君はゆめにも思わなかったにちがいない。しかし残念ながらこれは事実だ。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
それは、桑名くわなのご陣にある、秀吉公ひでよしこうからの、直命ちょくめいでござる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)