“ちきゅうぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
地球儀100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはからだの中にどろや水がたまって、無暗むやみにふくれる病気で、しまいには中に野原や山ができて狸のからだは地球儀ちきゅうぎのようにまんまるになりました。
蜘蛛となめくじと狸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
それは、地球儀ちきゅうぎを何万倍にもしたような、まんまるい、でっかいものでした。コンクリートでできているのでしょう。さしわたし五十メートルもあるような、おそろしく大きな球です。
電人M (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
卓の上には地球儀ちきゅうぎがおいてありましたしうしろのガラス戸棚とだなにはにわとりの骨格やそれからいろいろのわなの標本、剥製はくせいおおかみや、さまざまの鉄砲てっぽうの上手にどろでこしらえた模型、猟師りょうしのかぶるみの帽子ぼうし
茨海小学校 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)