“だんめん”の漢字の書き方と例文
語句割合
断面100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のみならず、道徳の敗退はいたいも一所にてゐる。日本国中何所どこを見渡したつて、かゞやいてる断面だんめんは一寸四方も無いぢやないか。悉く暗黒だ。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
川ありてこし深雪みゆき断面だんめんのうらめづらしさ極りにけり
二人の女歌人 (新字旧仮名) / 片山広子(著)
否、其前逢つた時既に、と思ひした。代助は二人ふたりの過去を順次にさかのぼつて見て、いづれの断面だんめんにも、二人ふたりの間にもえる愛のほのほを見出さない事はなかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)