“だっしゅ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ダッシュ
語句割合
奪取100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここは一時開城して、ふたたび奪取だっしゅする機を待たれるように、という岐阜ぎふの信長からの来状だった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「もし、今木の児島や、大安寺の松田勢が、輦輿のお道すじへ向って、その奪取だっしゅを計るなら——」
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その勢力は微少びしょうだともいえるが、尼子一族と毛利家との闘争は、実に大永年間、毛利元就もうりもとなりが尼子経久領を奪取だっしゅして以来のもので、以後五十余年の長きあいだを、子々孫々にかけて
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)