“だいみょうふ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ダイミョウフ
語句割合
大名府100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、かつて一トたび北京軍ほっけいぐん大名府だいみょうふに仕えていた日もある青面獣楊志ようしは、さすが小首をかしげて雷同らいどうもしなかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「じつあ、近いうちに、北京ほっけい大名府だいみょうふ梁中書りょうちゅうしょが、十万貫てえ金銀珠玉骨董こっとうを、開封かいほう東京とうけいへ、密々に送り出すはずですが、よも、ご存知でござんすまい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「てまえは、石勇せきゆうというケチな男で、あだ名を石将軍といわれ、元は大名府だいみょうふで、博奕ばくち渡世などしておりました」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)