“たのもしこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頼母子講91.7%
頼母講8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは半蔵父子とも多年御奉公申し上げ、頼母子講たのもしこうお世話方も行き届き、その尽力の功績も没すべきものでないから、特別の憐憫れんびんを加えられたのであるとの申し渡しだ。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そんな考えから、親爺は、借金や、頼母子講たのもしこうを落した金で、ちびり/\と田と畠を買い集めた。
浮動する地価 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
節約に節約を加えた経済法はだんだん成功して負債ふさいもすくなくなり、校長の斡旋あっせんで始めた頼母講たのもしこうにも毎月五十銭をかけることもできるようになった。午後の二時ごろにはいつも新聞が来た。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)