“たなちん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
店賃97.6%
家賃2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
店賃たなちんの借りのある大屋さんの前へ出た熊さん八さんでもあるかのよう、わけもなく圓太郎は玄正に対し、ヘイコラしてしまうのが常だった。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
「もうズーツと一年も空いて居ますよ。尤も、誰か借りて一年分の店賃たなちんを前拂ひにしたまゝ、上方へ行つて了つたと言ふ話もありますがね」
勿論もちろん、真面目な談話と云ッたところで、金利公債の話、家屋敷の売買うりかいうわさ、さもなくば、借家人が更らに家賃たなちんれぬ苦情——皆つまらぬ事ばかり。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)