“たかなべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
高鍋80.0%
高奈部20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日向の高岡たかおか郷(東諸県ひがしもろかた郡)にものしける時、籾木村なる郷士、籾木新右衛門と云へる人の物がたりに、高鍋たかなべ領の小菅岳こすげがたけといふ山に、高岡郷より猟に行通ふ者のありけるが、一日わなを張り置けるに
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それからこの間、『耽奇漫録たんきまんろく』から模したのですが、日向国ひゅうがのくに高鍋たかなべの観音の市に売るという鶉車うずらぐるまの玩具や、また筑後柳河で作る雉子車きじぐるま、この種の物は形が古雅で、無器用な処に面白味がある。
不図ふと気附いたは高奈部たかなべの家のめいは放蕩無頼の女で、十六位から浮気心が有って、只今は女郎に成って居ると云う事だが、折々先方から手紙が来て、わしに知らさんように手紙の贈答やりとりをして居ったが
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)