“ぜつぼう”の漢字の書き方と例文
語句割合
絶望100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おかあさんの心は、絶望ぜつぼうのあまり、いまにもはりさけそうです。両手りょうてをふりしぼりながら、うったえるように、わが子の名まえを大きな声で呼びあるきました。
三人は、ときどき、ちっとも近くならない土手の方に、ちらっちらっと、絶望ぜつぼうしたような目をなげました。
いぼ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
そう思うと自分はまったく絶望ぜつぼうしてしまった。——それでも自分は、ガラスのかけらで手をらないように用心ようじんしながら、そろそろとあたりをかきさがしてみた。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)