“せんそうじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
浅草寺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近年、浅草寺せんそうじの前に、桜の並木を移植した奇特家があって、まだ若木ではあるが、ことしはだいぶつぼみを持ったという。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それじゃ、ちょうど、浅草寺せんそうじの昼の鐘が鳴ったとき、お前たちは何処に居た。出合茶屋へ入ったのは、二人別々、それも昼は過ぎていたというじゃないか」
浅草寺せんそうじの十二時の鐘の音を聞いたのはもう半時はんとき前の事、春の夜はけて甘くなやましく睡っていた。
白蛇の死 (新字新仮名) / 海野十三(著)