“せんじゅかんのん”の漢字の書き方と例文
語句割合
千手観音100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに右の脇士千手観音せんじゅかんのんは、自分ながら案外に思うほどの強い魅力を感じさせた。確かにここには「手」というものの奇妙な美しさが、十分の効果をもって生かされている。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
一揆いっき方の諸城よりって出たならば、蒲生勢は千手観音せんじゅかんのんでも働ききれぬ場合に陥るのである。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
三十三間堂では薄闇の中に金色きんしょく燦爛さんらんとして何列にも立ち並んでいる千手観音せんじゅかんのんの数に驚いた。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)