“せろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
世路100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あやまちにせよここを開けば、窟中くっちゅうの魔王は、時をえたりと、人界へ躍りでて、世路せろのみだれは申すもおろか、人間の智恵、内臓のうちにまでひそんで、長く取り返しもつくまいぞ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし宋朝そうちょうの治、徽宗きそう帝のおごり、ようやくそのみだれやら腐敗を世路せろの辻々にまでただらしてきたので、いずれも正業に生きる馬鹿らしさを思って、野性の自由をほしいままに
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)