“せりう”の漢字の書き方と例文
語句割合
糶売100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
友禅ゆうぜんのセリ売り(負けたところで一丈五尺一円二三十銭から三四円まで)、ガスの靴下やメリヤスのシャツの糶売せりうり(前同様で一円から四五円まで)
少し資本をこしらえて来て、唐津からつ物の糶売せりうりをしてみたい、これが唯一の目的であった。何によらず炭坑街で、てっとり早く売れるものは、食物である。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
父の書斎道具や骨董品こっとうひんは蔵書と一緒に糶売せりうりをされたが、売り上げ代はとうとう葉子の手にははいらなかった。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)