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せつゑん
ふりがな文庫
“せつゑん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
雪冤
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪冤
(逆引き)
なぜと云ふに、逆意の有無を徳川氏に
糺問
(
きうもん
)
せられる段になると、其
讒誣
(
ざんぶ
)
を
敢
(
あへ
)
てした利章と對決するより外に、
雪冤
(
せつゑん
)
の途はないのである。
栗山大膳
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
私は此内面の争闘を
閲
(
けみ
)
した後に、
暫
(
しばら
)
くは
惘然
(
ばうぜん
)
としてゐたが、思量の均衡がやうやう
恢復
(
くわいふく
)
せられると共に、従来回抱してゐた
雪冤
(
せつゑん
)
の積極手段が、全く面目を改めて意識に上つて来た。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
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(2作品)
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