“せっとく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
説得66.7%
褻涜33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「刑部どの。すまんが、弟をはじめ気負い立った若者ばらのこと、爺の説得せっとくだけでは心もとない。加賀田まで、おへんも共に、むちあててくれまいか」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その必死が、眼の中をたぎらせ、また、満身を賭けての説得せっとくにもさせていた。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
声をからし汗をふきふき説得せっとくした。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
九章前半は文字直接の意味においては、神を責むるが如くにして褻涜せっとくの極というべきも、実は友の提唱する神観の誤りを指摘したものであって、畢竟ひっきょうするに友を責めた語である。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)