“せじみび”の漢字の書き方と例文
語句割合
精進日100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母の膝下しつかにて過す精進日せじみびは、常にも増してたのしき時節なりき。四邊あたりの光景は今猶きのふのごとくなり。街の角、四辻などには金紙銀紙の星もて飾りたる常磐木ときはぎ草寮こやあり。
精進日せじみびの説法聞きて心を安じ給ふべきにはあらぬものをとさゝやきぬ。
僧は目をいからして傀儡師の方を見やりて云ふやう。斯くても精進日せじみびなるか。天主に仕ふる日なるか。反省して苦行する日なるか。汝達なんたちがためには、春の初より冬の終迄、日として謝肉祭カルネワレならぬはなし。