“せきでん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
石殿40.0%
夕殿20.0%
夕電20.0%
籍田20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて親は石殿せきでんに住はせたれど
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
ほたるが多く飛びかうのにも、「夕殿せきでんに蛍飛んで思ひ悄然せうぜん」などと、お口に上る詩も楊妃ようひに別れた玄宗の悲しみをいうものであった。
源氏物語:42 まぼろし (新字新仮名) / 紫式部(著)
まことに人間の一生は春の花、秋の楓葉もみじ朝露ちょうろ夕電せきでん、古人すでにいッたが、今になッてますますさとる。
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)
農事の軽からざる例は礼記らいきに、正月、天子自ら耒耜らいしを載せ給ひて諸侯を従へ、籍田せきでんに至つて、帝たがやし給ふこと三たび、三公は五たび、諸侯は九たびす、終つて宮中に帰り酒を賜ふ、とあり
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)