“せいもく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
井目44.4%
九目22.2%
聖目22.2%
勢目11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
根は非常にお人好しで碁は僕に井目せいもくおいても勝てないヘタであったが、熱中して打っていた。彼氏の賭場に於ける亢奮落胆が忍ばれるようであった。
日月様 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
昨日きのうのその時なんか、九目せいもくという応接あしらいです。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
宿へ歸つてから、渠に聖目せいもくを置かせて碁を七八番ばかり打つて、一緒に食事をした。そして互ひに別室へ別れてから、僕は中央公論の續きを書き初めて、午前の一時半まで起きてた。
塩原日記 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
「畏まって候」とばかり、張遼の五百余騎は前に立ち、郝萌はうしろに備えて、飛龍の勢目せいもくを形づくり、城門をひらいて突出とっしゅつした。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)