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『日月様』
ふりがな文庫
『
日月様
(
にちげつさま
)
』
私が精神病院へ入院しているとき、妙な噂が立った。私が麻薬中毒だというのである。警視庁から麻薬係というのが三人きて、私の担当の千谷先生や、係の看護婦がひどい目にあったらしい。二時間にわたってチンプンカンプンの応接に苦しんだということをきいた。 …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「オール読物 第四巻第七号」1949(昭和24)年7月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約23分(500文字/分)
朗読目安時間
約38分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
焼
(
やけ
)
解
(
げ
)
井目
(
せいもく
)
仰有
(
おっしゃ
)
午
(
ひる
)
却々
(
なかなか
)
杜
(
もり
)
甜
(
な
)
米
(
メートル
)
訥々
(
とつとつ
)