“井目”の読み方と例文
読み方割合
せいもく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
午後二時ごろ、お昼飯ひるはんをたべに、麻布あざぶ竜土軒りゅうどけんへ行き、清子は井目せいもくをおいて、泡鳴と碁を二回かこんだが、二度とも清子がけた。
遠藤(岩野)清子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
根は非常にお人好しで碁は僕に井目せいもくおいても勝てないヘタであったが、熱中して打っていた。彼氏の賭場に於ける亢奮落胆が忍ばれるようであった。
日月様 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
「そんなら話せる。兎に角一番やって見給え。井目せいもく置いて僕にかゝって来たまえ」
好人物 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)