“せいたかどうじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
制陀伽童子33.3%
制吒迦童子33.3%
制多伽童子33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金伽羅童子こんがらどうじ制陀伽童子せいたかどうじが笛を吹いて行くと、揃いの単衣ひとえを着た二十余名の若い者が、団扇うちわを以て、馬上の天狗もろともに前後左右からあおぎ立てました。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その一人は金伽羅童子こんがらどうじ、一人は制陀伽童子せいたかどうじ、二人ともに絵に見る通りの仮装をして、これから大聖不動の馬側に添うて、どこまでもおともをつかまつろうという気色です。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これは立像りゅうぞうで、手にはちすを持っている。次が制吒迦童子せいたかどうじ、岩に腰を掛け、片脚かたあしを揚げ、片脚を下げ、ねじり棒を持っている。この二体が出来て来ると、次は本体の不動明王を彫るのです。
尺八を吹いているのは金伽羅童子こんがらどうじで、歌をうたっているのが制多伽童子せいたかどうじです。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)