“せいた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
背板66.7%
清太33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるべく荷繩をすくなく使おうとして、背板せいた背負梯子せおいばしごるいにあらためられることにもなったものらしい。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
飛騨風な背板せいた背子せいごともいう)を背中に負い、その上に行李こうり大風呂敷おおぶろしきとを載せていたが、何しろ半蔵の荷物はほとんど書物ばかりで重かったから、けわしい山坂にかかるたびに力を足に入れ
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
総体に荷繩になわの使用をすくなく、といたり結んだりする手数をはぶき、背板せいたの両端にかぎをつけて引っかけたり、また下の方に枝をのこしてのせる台にしたりしている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
正九郎は観念かんねんして外に出た。曲角を三つ曲がれば自転車屋であると正九郎は思った。もうあと二つだ。もうあと一つだ。清太せいたンとこで買ってきてお母さんをごまかしたらどんなもんだろうと思った。
空気ポンプ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
清太せいたンとこじゃいかんの、おっ母さん?」
空気ポンプ (新字新仮名) / 新美南吉(著)