“ずいせん”の漢字の書き方と例文
語句割合
瑞仙100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
独美、字は善卿ぜんけい、通称は瑞仙ずいせん錦橋きんきょうまた蟾翁せんおうと号した。その蟾翁と号したには面白い話がある。独美は或時大きい蝦蟇がまを夢に見た。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その中には相国寺しょうこくじのあの桃源瑞仙ずいせんさまの、まだお若い姿も見えましたが、この方は程朱ていしゅの学問とやらの方では、一慶さま一のお弟子であったと伺っております。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
その中には相国寺しょうこくじのあの桃源瑞仙ずいせんさまの、まだお若い姿も見えましたが、この方は程朱ていしゅの学問とやらの方では、一慶さま一のお弟子であつたと伺つてをります。
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)
地獄谷に真蘂とは、これは差向き落首らくしゅの種になりそうな。あのたぬき和尚、一思いに火の中へとは考えたが、やっぱり肩に背負って逃げだして、あとから瑞仙ずいせん殿に散々に笑われたわい。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
地獄谷に真蘂とは、これは差向き落首らくしゅの種になりさうな。あのたぬき和尚、一思ひに火の中へとは考へたが、やつぱり肩に背負つて逃げだして、あとから瑞仙ずいせん殿に散々に笑はれたわい。
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)