“すじゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
素十80.0%
数十20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十二月七日 素十すじゅう、春霞来る。
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
素十すじゅうきょ秋日和あきびより安心す
七百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
退屈の刻を、数十すじゅうの線にかくして、行儀よく三つ鱗の外部そとがわを塗り潰す子と、尋常に手を膝の上に重ねて、一劃ごとに黒くなるまるの中を、端然たんねんと打ち守る母とは、咸雍かんようの母子である。和怡わいの母子である。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)