“すけもち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
助茂33.3%
祐持33.3%
資持33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五月二十四日再び年号が変り、寿永じゅえいとなった。同じその日、城太郎助長すけながの弟四郎助茂すけもちが、越後守に任命された。
「何、木曽の山猿ごときが謀叛を起すとは笑止千万、越後には、じょうの太郎助長すけなが、四郎助茂すけもちといった一騎当千のつわものが控えておるわ、謀叛謀叛と騒ぐこともあるまい」
敵は、遠江から退いた名越式部の死にもの狂いな兵を中心に、伊豆の伊東祐持すけもちや、三浦、諏訪すわなどの新手を加え、頑強にふせぎ戦って一歩もひかない。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
剣璽けんじ(剣と鏡と天子の印)は、一条ノ右中将実益さねます揚梅あげうめノ右少将資持すけもちらがささげて、御使みつかいにたち、沿道には、折ふし入京していた近江の佐々木道誉どうよの兵が、例の、派手やかな軍装で立ちならんだ。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)