“すおうのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
周防守100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで、千右衛門の申し立てによると、自分は備中松山五万石板倉周防守すおうのかみの藩中であると云うので、辻番所からはすぐに外桜田の板倉家へ使を出しました。
半七捕物帳:60 青山の仇討 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
長女藤姫ふじひめは松平周防守すおうのかみ忠弘ただひろの奥方になっている。二女竹姫はのちに有吉ありよし頼母たのも英長ひでながの妻になる人である。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その後から、第一番に松平越中守えっちゅうのかみ久世大和守くぜやまとのかみ、松平周防守すおうのかみ、牧野備中守びっちゅうのかみ岩城播磨守いわきはりまのかみ、それにお側御用御取次水野出羽守でわのかみの以上六名が、いずれも一人一役のお歴々である。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)