“すいろん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
推論66.7%
水論33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その当せん率のあまりにも低いことを知って、万人は宝くじを買うことをやめるはずになっている。その確率の法則を作った学者や、それを信奉しんぽうする後続こうぞく学究学徒がっきゅうがくと推論すいろんによれば……。
金属人間 (新字新仮名) / 海野十三(著)
だがA型人造人間をエッキス光線でしらべて、廻らない二つの歯車があるところから君の持っていたあの図面だけでは、完全な人造人間が出来ないことを推論すいろんしたフリッツ大尉は、私以上の殊勲者だ。
人造人間の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
……と言ふとたちまち、天に可恐おそろしき入道雲にゅうどうぐもき、地に水論すいろん修羅しゅらちまたの流れたやうに聞えるけれど、決して、そんな、物騒ぶっそう沙汰さたではない。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)