“じょめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
助命50.0%
舒明33.3%
除名16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
這い伏して助命じょめいを乞うだろうか。あるいは一身の矜持きょうじを賭けて、戦うだろうか。それは、その瞬間にのみ、判ることであった。三十年の探究も、此の瞬間に明白になるであろう。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
推古天皇崩御の後をうけて舒明じょめい天皇位を継ぎ、ついで皇極こうぎょく天皇の御代となるのであるが、この間において蘇我入鹿の専横はいよいよ激しくなる。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
こう思うと、一時の激情げきじょうにかられて、四人を除名じょめいしたことが、深くくいられてならなかった。日ごとの煩悶はんもんはかれの血色のいいほおをあおくした。いつも清くすんだ眼は悲しみにくもった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)