“じょうや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
常野60.0%
定屋20.0%
襄野20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
筑波、日光、今市——大平山等の地名が交々こもごもその話題の間にはさまれるところを以て見れば、この連中は常野じょうやかんを横行して戻って来たものと思われる。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しかし私の時には定屋じょうや様(地主)がおいでなさると、きっと一升買って、何がなくとも香の物で一杯上げるという風でした。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
関羽は一ヵ月も前からそこに数百の部下と数千の土民を派して、ここの水を築堤で高くき止め、先頃からの雨水を襄野じょうや一面に蓄えていたのであった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)