“じゅんごう”の漢字の書き方と例文
語句割合
准后100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三位さんみ廉子やすこ准后じゅんごうづきの女房らが、そのたび御座ぎょざのおあかりに風ふせぎの工夫をしては、ともし直すが、つけると、またすぐ消されてしまう。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、やがて彼女は、みかどの寵幸が厚うなればなるほど、准后じゅんごう廉子やすこの監視がたえず身にそそがれているのに気づいた。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし賜謁しえつは、上々の首尾で、義貞は身にあまる思いにくるまれ、さらにべつな庭では、准后じゅんごう三位ノ廉子やすこにもえっした。