“じやかう”の漢字の書き方と例文
語句割合
麝香100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この石にみこんだ麝香じやかうか何かの匂のやうに得体えたいの知れない美しさは詩の中にもやはりないことはない。
私にしてもあの女に人をきよめる徳なんぞがあらうとは一度だつて考へなかつたことです。それは神聖な薫りといふよりも、彼女が殘して行つた香晶か何かの麝香じやかうとりうぜんかうの匂だつたでせう。
ああ皐月さつき、——雲の麝香じやかう
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)