“しんぞうまひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
心臓麻痺60.0%
心臓痲痺40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「半月程まえ茲の海で心臓麻痺しんぞうまひを起して死んだ人があるんですって。」
鶴は病みき (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「か」の字川の瀬の中に板囲いたがこいをした、「独鈷とっこの湯」と言う共同風呂がある、その温泉の石槽いしぶねの中にまる一晩沈んでいた揚句あげく心臓痲痺しんぞうまひを起して死んだのです。
温泉だより (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
現代いまの言葉でいうと心臓痲痺しんぞうまひであろう、あまりな不意の驚きに逆上したとたん、あえなくなったものらしいが、引続いたこの二つの凶事に長屋じゅうはたちまち上を下への騒ぎになった。