“しんけつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
真訣66.7%
心血33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かず十全の日を待ちて、遺憾無く興趣を釣り、悠々塵外の人となりて、神を養ひ身を休め、延年益寿の真訣しんけつを得んには。
研堂釣規 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
小栗忠順たゞゆき川路聖謨かはぢとしあき等の説として、洋医は経験乏しく、且西洋に於る此学の真訣しんけつ未だ伝はらざるが故に洋医方は信じ難しと云つてあるのは、榛軒が引く所の桂嶼の説と全く同じである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
かれが、畢生ひっせい心血しんけつをそそいで描いた、安土城内のたくさんな作品は、もう一つも、見ることはできない。一朝いっちょうの兵火に、ことごとく、灰となっているではないか。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)