“しろゆり”の漢字の書き方と例文
語句割合
白百合100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
桃の果汁しるのやうなの光は、まづ山の雪にいつぱいに注ぎ、それからだんだん下に流れて、つひにはそこらいちめん、雪のなかに白百合しろゆりの花を咲かせました。
烏の北斗七星 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
白百合しろゆりが口を開くとすれば、いかにはとのことを悪口するだろうか。狂信者をそしる盲信者は、蝮蛇まむし青蛇あおへびよりももっと有害な口をきく。僕が無学なのは残念なわけだ。
白百合しろゆりのしろき畑のうへわたる青鷺あをさぎづれのをかしきゆふべ
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)